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「なぜ、世界中で新型コロナウイルス感染の比率が違うのか?重症になる差はどこにあるのだろうか?」

愛媛県松山市で糖尿病クリニックを開業している西田亙先生 これまで色々と学ばせていただいていますが最近は新型コロナウイルスについての文献を多数分析しているようで 昨日のZOOMでの会話で非常にためになるお話を聞けたので、皆様にもお知らせしようと思います。

ヨーロッパで4月頃のコロナ感染死者数の約半数は高齢者施設や介護施設の方だったこと。               日本ではどうでしょう?札幌のアカシアハイツのようにクラスター発生で多数の死者が出た施設もありますが、ヨーロッパのように半数を超えるということにはなっていません。                                この差って何故だと思いますか?まだきちんとしたデータが揃っているわけではないのですが、
①口腔衛生管理と
②排泄管理が
日本の施設ではしっかりとなされているからではないかと西田先生は分析しています。私も全くその通りだと思っています。

中国の口腔医からのデータで2003年のSARS感染の時、あるマンションでクラスターが発生し同じような建物が並ぶ中ある一つの棟だけにクラスターが発生したそうです。なぜなら、その建物だけ下水道管が詰まっていて排泄物が流れなく浴室内にウイルスが充満し感染を導いたと考えられているそうです。また直近の中国の口腔医の論文から、新型コロナウイルス感染者の半数がドライマウスだったというデータも出てきています。日本でも高齢者の死亡率が高いようですが、それも唾液分泌量の減少、口腔機能低下症などまた、高齢者になるほどお薬を多種多量に服用しています。当然、口腔乾燥になる確率が高くなりドライマウスになってしまうのですね。日本人の几帳面さ(手洗い・うがい・公共施設の清潔さなどなど)がウイルス感染の機会を低下させているのは紛れもない事実だと思います。

また、中国の口腔医は2003年のSARSの時、咽頭粘膜・口腔粘膜・直腸粘膜を擦過検査を実施しデータを集積した結果第1感染経路は口腔内からだったそうで、今回の新型コロナウイルスにも同様な検査・試料採取しているそうでおそらく同様なデータが出てくるのではないでしょうか。以前にも書きましたが、お口の中が汚れているとウイルス感染の機会を与えてしまい、体内のウイルスは6日経っても大便の中に潜んでいるそうで、不潔なトイレは非常に危険な場所になるのですね。
これからは、自分自身でウイルス感染を防ぐことを考えて生活していかなければなりません。それにはとにかく全てを   「清潔に保つ」:手指消毒・うがい・食後のブラッシング・排便がキーワードになるのかもしれません。         あっ!!それと唾液がいっぱいお口の中にあることも清潔にとっては大事なことですよ。