すてきな笑顔のために、リラックス空間でメンテナンス。
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この患者さんは、6歳から18歳までは定期的に受診されていて とても綺麗なお口を維持していましたが18歳から30歳までの間は当院での受診はなく、30歳になった時に歯肉が腫れて痛みがあったため12年ぶりに受診した時の写真です。
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この患者さんがこの様になるには様々な事情があったと思われます。皆さんが虫歯だらけにならないために心がけるとしたら
規則正しい食事、間食や砂糖を控える、食後の歯磨き、歯医者でのメンテナンスなどなど色々な方法を考えられると思います。
多分 私なら「ここまでひどくはならない」とほとんどの方がお思いになる事でしょう。
でもそれは、黒くボロボロに虫歯になって悪くなっている部分が目に見えているかではないでしょうか?
これが見えにくく、自覚症状も乏しい歯周病だったら「ここまでひどくならない」と言い切れる方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?では次の写真を見てどう感じますか?
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あ〜前歯や奥歯に虫歯があるな 冠が合ってないな 下の前歯に歯石がついているな などいろんな見え方があると思いす。 歯周病に関してはどうでしょう?分かりにくいですよね。じゃあ次の写真ですが、この患者さんの初診時の写真です
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見るからに汚いお口と皆さん思われるでしょうね。自覚症状も強く、患者さん自身もマズイな〜と思われながら受診されて来たのでしょうね。次の写真は、これから2年間歯周病治療してメンテナンス時の写真です。
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ボロボロだった前歯も綺麗になり下の前歯の歯石もなくなり歯肉もしまって良い状態になっています。しかし、ここから12年間受診することなく、途中5年前より糖尿病にもなってしまい再びお口全体が浮いて動くといって来院したのが3枚前の再診時の写真です。つまり症状を強く感じることがなかったので12年間放置してしまい、いよいよマズイなと思い受診したのでした。一番最初の様に明らかに悪くなっている状況だと、人は行動を起こしやすいのですが歯周病の様に最初は自覚症状はほとんどなく進行する時には、定期的にメンテナンスしている場合を除き歯周病が進行してから歯科医院を訪れる様になってしまいがちです。
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見た目だけでは、12年後の写真を良い悪いと判断するのは難しいのですが、初診時と比べると良さそうに見える。しかし、メンテナンスをしている写真と比べると明らかに悪く見える。つまり目に見えない部分の判断というのは患者さん自身で判断することは難しく(症状がしょっちゅう出ている場合は別ですが)、手遅れになってしまう場合もよくあります。次のレントゲン写真は12年後の再診時のものですが、重度の歯周病になってしまい上顎の歯の周りの骨はほとんど溶けて無くなってしまい、1本を残すのみで12本抜歯になってしまいました。
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またその時の糖尿病検査のHbA1cの数値は大変高かったのですが、歯周病治療再開後6ヶ月後には6、3まで下がり現在もその数値で安定しています。
長々と書いてきましたが、お口の中を健康に維持して行くには、まずしっかりとした治療を施してから3ヶ月に一度歯周病を悪化しない様にメンテナンスを行っていくことが必須なのです。